院友の広場
- R04.06.10
院友の寄贈図書紹介(その14)
院友の皆さまからいつも多くの著書をご寄贈いただいております。心より御礼申し上げます。
今回、令和4年5月にご寄贈いただいた分をご寄贈順に紹介しております。
これ以降に頂戴したものは、次回紹介させていただきます。
①著者・編集者名(卒期/敬称略)
②出版社・発行所
③刊行年月
④定価(税別)
写真:牧 直弘氏
不思議! 薬指第一関節だけで変わる全身連動メソッド
①牧 直弘(90史)
②株式会社BABジャパン
③令和4年5月30日
④1,400円
~院友から本についてご紹介!~
健康、身体向上グッズとして幅広い支持を得ている「ウェーブストレッチリング」の考案者、牧直弘氏による最新刊。
「全身を協調させて使う」のは、あらゆるスポーツに共通する普遍的な課題と言っていいと思いますが、それが“薬指の第一関節を意識する”ことによって実現する、という画期的な新理論を中心とした新しいHow to本です。
例えば、「腕を捻る動作」などは一見五指のうちの中指を中心に行なわれるように多くの人が思いがちなところ、身体醸造的によく見てみると実は薬指であることがわかります。このような“目からウロコ”な事実がいくつもあり、薬指がいかに特別な指であったかが本書では徐々に明らかになっていきます。そして特に「薬指の第一関節だけを曲げる」操作を行なうと、それだけで全身が連動的に働くようになるのだから不思議と言う他ありません。
「薬指の第一関節だけを曲げる」というのは、ほとんどの人ができない難動作ですが、できずとも、この部分にペン等を引っ掛けたり、刺激によって意識を向けるだけで、同じ身体性を獲得できるようになります。つまり、ほんの簡単な操作で、「全身運動」ができるようになる、というのが本書の目的であり、テーマです。
投げる、走る、跳ぶ、などあらゆる動作が全身で行なえるようになると、大きな力が出せるばかりでなく、“偏った負担”をなくす事ができます。つまり、体を痛めなくなります。
こんないいことづくめの「全身連動」に惹かれるところがある方には、ぜひ一読をお勧めしたい一冊です。
林 健太郎(104文)記