法人概要

会長挨拶

 

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語り合うということ

 

 

yoshida

 

夏の盛りとなりました。院友のみなさまには、ご健勝にてご活躍のことと拝察いたします。全国各地で支部総会が、今年も活発に開催されております。夏場に開催される支部が多く、いわば支部総会の花盛りでありますが、各支部の趣向を凝らした企画は、地域や地元に根差しながら、楽しく集おうという工夫がなされているのを感じます。

 この6月には、北海道に支部が創設されて90周年という記念事業が、4支部合同で札幌にて人間国宝になられた山本東次郎氏(69文)による狂言が開催されました。また、新潟県支部でも50周年という節目の記念事業を、11月に開催する準備を進めておられると伺いました。県無形文化財で村上市に伝わる「大須戸能」とその伝承文化に纏わる講演を企画しているようです。いずれも公益事業として、日本の伝統文化を國學院の学問とともに、学んでいただこう見ていただこう、というものです。また他にも沢山の支部が、講演会や音楽会、落語で笑ったり、地元の高校生を招いたりと、さまざまな企画を計画されておられると伺っております。

 昨年の夏の号では、「同窓会は鎮守の森」、ということを述べさせて頂きました。同窓会は、支部総会は、さまざまな要素をもった、大きな鎮守のではないでしょうか。

 ある支部の支部長さんがおっしゃっていました。「うちは人数は少ないが、若いのも大先輩も、垣根なくしゃべっているから、盛り上がるんだよ」と。人はそれぞれに、沢山の出来事や思い出、記憶をもっております。楽しかったこと辛かったこと、それぞれの思い出はお一人おひとりのものですが、他の方々と語り合う中にも、自分を見つめ直すことがあります。心を許し、素直になっている自分があります。

 5年前の3.11で日本人は、「もっと語り合うことがあったのに」という無念さに遭遇しました。語り合うという簡単なことが、自分だけでなく地域の過去や未来へ繋がっていることを感じたように思います。私たちが語り合うことで、鎮守の森の土壌がますます豊かになっていくのではないでしょうか。今の学生たちに聞かせたいこと。自分の恩師は、どんなことに怒ったか、喜んだか。引出しは沢山あります。

 忘れられない支部総会があります。福島県浜通り支部での文化講演会です。縄文時代を語る講師に、高校生が質問をしました。「先生、そんな昔のことを学んで、何になるのですか」。講師は即答しました。「縄文は、現代の鏡なんだよ。」と。すると高校生も即答しました。「先生、僕、國學院へいきます!」と。

支部総会から始まるさまざまなことがあります。過去は未来の鏡。沢山の國學院を、みなさまもいっしょに語り合いませんか。ご挨拶といたします。

 

平成27年8月1日

 

目的

國學院大學の卒業生を『院友』(いんゆう)と称しますが、本法人は、 國學院大學設立の趣旨を発揮し、本会の発展と國學院大學の隆昌に寄与することを目的とするとともに、その目的に資するため、次の事業を行います。

(1)学術、文芸の振興と交流及び奨学
(2)講演会、講習会、研究会等の開催
(3)図書、会報等の編集、発行
(4)院友会館の運営
(5)院友会員の親睦、組織化と統括
(6)児童又は青少年の健全な育成や地域社会への貢献を目的とする支援事業
(7)その他この法人の目的を達成するために必要な事業

歴史

『創設の頃』
明治15年9月に國學院大學の前身である皇典講究所が開黌し、明治20年にその卒業生が「水穂(みずほ)会」を結成したのが創始で、平成19年には120年目を迎えました。その後、明治23年に「國學院」が皇典講究所の教育機関として設置され、明治27年にその卒業生によって「水穂会」とは別に「院友会」が組織されたのです。

『財団法人の設立と院友会館』
院友の団結は他大学に類を見ない程で、各地・各職域で活発な活動が続けられています。
昭和6年には大学に隣接した現在地に1,091㎡の土地を求め、組織も財団法人となり、昭和7年には初代会長宮西惟助氏の推進によって「院友会館」(627㎡)が鉄筋コンクリート造2階建で建築され、院友会活動の本拠となり、卒業生・学生・教職員の会合等にも盛んに使用されました。昭和55年頃から会館の老朽化等により新たな会館建設の議が起こり、故・小林武治会長(第9代)のもと昭和60年度より募金を開始。昭和61年4月に着工、昭和62年4月には現在の会館が竣工し、平成24年には開館25周年を迎えました。

『全国的な発展と活動』
新しい院友会館の完成とともに、全国の院友の間に組織の強化、活動の活発化への新たな息吹が漲り始めました。新しい会館は、院友の活動の拠点として利用されるばかりではなく、学術・文化・芸術活動の場としても展開しており、各種講座・講演会・コンサート等独自の企画が進められております。約13万名三世代に亘る母校國學院の歴史の中で、先輩たちは当初から全国各地で集い合い組織を作り、更に職域や職場ごとの部会などへも広がりを見せておりました。各支部、各集いにおいても、新会館竣工への諸活動を基軸に活動はいっそう強化されました。更に新しい学術・文化教育への振興、助成活動にも力を注ぎ、母校國學院大學の発展のみならず、地域の発展にも資する使命を発揮しております。

『一般財団法人國學院大學院友会』へ移行
従来の民法から、平成18年5月に「公益法人制度改革関連三法」が成立したことにより、私どもも財団法人から新しい法に則り「一般財団法人」への移行という方向を理事会で定め、準備を開始しました。いままでの寄附行為から新たに「定款」や「公益目的支出計画」を定め、評議員会、理事会の組織変更など、従来の監督官庁であった文部科学省や、申請先である内閣府などの指導・相談を重ねて、平成24年6月15日に、内閣府への移行認可申請を行いました。その後、同年9月19日付で許可証が交付され、平成24年10月1日付で「一般財団法人國學院大學院友会」の登記を終え、無事、移行を完了することができました。この平成24年は、丁度本会が発足して125年の節目となる年でした。
私どもは、國學院大學の同窓会組織として、125年を経て更に公益に資する同窓会として、地域とともに、「一般財団法人國學院大學院友会」の歩みを進めて参ります。

 

『公益事業』

本法人の各都道府県の支部を単位に、その地域への社会貢献に寄与することを目的として、各支部が主管団体となり企画、立案、実施をする本部事業。「もっと日本を学ぼう」を統一テーマに、さまざまな角度から各地で展開しております。

実施公益事業についてはこちらをご覧ください。

 

『歴代会長一覧』

 

『一般財団法人國學院大學院友会 定款』

『一般財団法人國學院大學院友会 運営規程』『別表1』『協力団体について』

 

「特定個人情報の適正な取扱いに関する基本方針/特定個人情報取扱い規程

 

『評議員名簿』

『理事・監事名簿』

『顧問・参与名簿』

 

平成26年度公益目的支出計画実施報告書

平成25年度公益目的支出計画実施報告書

・平成24年度公益目的支出計画実施報告書

 

平成26年度事業報告平成26年度決算

平成25年度事業報告平成25年度決算

平成24年度事業報告平成24年度決算

平成23年度事業報告平成23年度決算

平成22年度事業報告平成22年度決算

平成21年度事業報告平成21年度決算

 

『本部スタッフ紹介』

 

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國學院大學


一般財団法人 國學院大學院友会

〒150-0011東京都渋谷区東4-12-8

Tel :03-3400-7781(代表)

Fax:03-3400-7996

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